上高地は何度か訪れた場所です。葉の擦れる音、遠くで啄木鳥、足元は清流の音が聞こえてきます。その時をイメージしたBlue waterは、今もあの時と変わらず清流の囁きを表現しました。

どんな波がやってきても心はずっと穏やかでいい。

連作絵画、夢の漂流記シリーズの一部となります。 幼い頃に捨てたモノ、想い出たちが最後にたどり着き共に消えていく世界。 その世界に迷い込み、彷徨い歩く少女の物語をまとめた作品群。 タイトル（顔なき少女）がこの絵の主軸になります。 意思を持たない彼女は思い出に埋もれながら ここでいつまでも眠っています。 砂時計が時を刻む中、過去の思い出が詰まったこの場所で 朽ちていくその時まで流れに身を任せています。 それが彼女の唯一の信念だったのでしょう。

夜明けの海辺。辛い日々は夜の長雨のようだった。けれど、それらが少しずつ明けていく。少女はスカートに雨水を溜めて花に変えていった。

高知の東部にある室戸岬。広大な太平洋が岩石を削る。その風景に青い花々を添えた。

セピアというテーマで、小さな光を掴む少女を描きました。 キラキラする絵の具とパルプベースというのを使い、小さい作品ながら楽しんで貰えるように制作しました。

夜のとある駅。この駅はこの世のものではない。この世で散ってしまった心のきらめきを拾って夜空に放つ。

旅先の記憶たちが閉じ込められている。記憶の中なら枯れない。しかし、いずれ忘れてしまう。ゆるやかに枯れるハーバリウムのように。

立ち直る前日のこと。どの記憶も良くても辛くても年月が経つと暖かい色に包まれていくものだった。

岩絵の具の荒い粒子の黒を背景に施しました。 その背景に映えるように人体と薔薇は白っぽく仕上げました。 「夜の女神」と名付けたのは、鑑賞者から「女神みたいね」と言われたからです。

背景に銀箔を貼って、全体的にモノトーンにして仕上げた作品です。 あえてカラフルな華は描かず、奥ゆかしい感じを出しました。 何か想像しているポーズなので、「夢の華」と名付けました。

一つの華だけでなく、複数の華を人体の頭に振りかけました。 そうすることで、画面に空間が現れました。 華も薔薇にこだわらず、百合を描いてみました。

夜に咲く華、月下美人に金箔は合わないかな？と思いながら描いた作品です。 月下美人はとても好きな華で、夜にしか咲かないという儚さに感銘して描きました。

色々な色の薔薇が描きたいと思い、描いた作品です。 華の下に少し人体を描き、物語性を作ってみました。 販売済みの作品です。

この薔薇は真ん中が前に突き出していて、描くのに苦労しました。 でも、上手くいって飛び出した感じが出たと思います。 これも華の下に人体を描いて、物語性を出しました。

ボリューム満点の華をどう処理するか悩みました。 しかもあまり得意ではない「オレンジ色」。 しかし、あまり描かない色・モチーフを一生懸命描く事で新鮮さが出たように思います。これも、華の下に人体を描いて物語性を出してみました。

この作品はモチーフの色を大胆に変更したものです。カラフルな薔薇に合うように、背景は金箔を使いました。ちょっと変わった薔薇が仕上がりました。

この作品は少し地味な華だったので、背景で明るくしました。部屋に飾りやすい感じにしたかったです。

この薔薇は「黒薔薇」といって、世界でも奇異な華です。 黒を引き立てる為に赤い背景にしました。

ずっと薔薇を描いてきましたが、今回はポピーを描いてみました。 「融合」というテーマでずっと描いてきましたが、 今回は人体と華の融合というテーマで描いてみました。 人体と華の一体感というより、華の艶やかさを強調しました。 背景は純金箔です。 描いたポピーが盃のように見えたので、「うたげ」と名付けました。

穏やかな秋のオランダバーグの風景画。柔らかな日差しとともに。

儚い思いの中で漂う浅きゆめ。白薔薇の花言葉は、「純潔」。白のバラを際立たせ、あじさいをアレンジしています。水彩色鉛筆をパウダー状にして撒き落としています。

秋風に揺れるたくさんのコスモス。コスモスは、日本人誰でも好きな花で、水彩画においても人気があります。無数にコスモスが咲く花畑をにじみで表現しています。

秋の日差しの中、清水が流れる音が聞こえてきます。祇園白川にてに西日が射しこんできて、川の流れが光りはじめました。